ともあれ前回の続き。
「中央値」というのは、たとえばここに14人の人がいるとして、その真ん中、7番目の人を「標準」とする、という考え方なんですね。
日本人の貯蓄額をこの「中央値」で見てみると
20代30万円 30代130万円 40代300万円
50代408万円 60代740万円
となるようです。
いずれも「平均値」とは2倍以上~6倍の開きがありますが、この「中央値」のほうがわれわれの実感する「平均」に近いのではないでしょうか?(「富裕層」の人たちはまた違った感覚を持つのかもしれませんが)
これでも「まんなか」より下の何千万人のひとたちのため息が聞こえてきそうですね。
ちなみに最近の調査では貯蓄ゼロの所帯がいずれの年代でも30%近くあるようです。